自己破産 作文

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自己破産で必須となる作文ってなんのこと?

自己破産の手続きをする際には、申立書に「破産申し立てに至った経緯」が記載された陳述書、または報告書を添付しなければいけません。

 

陳述書と報告書の違いは、自分で作成したら陳述書、代理人である弁護士が作成したら報告書といった誰が作成したか?の違いなので特に気にする必要はありません。

 

この自己破産で必要になる「陳述書」「報告書」の中の項目がいわゆる作文と呼ばれているものです。
自己破産で借金を0にするために必要な免責には、この作文が重要な判断材料となります。

 

ちなみに、自己破産以外の債務整理の手続きではこの作文の提出は求められません。
あくまでも自己破産のみ必要になる書類です。

 

陳述書の雛形は最寄の地方裁判所のホームページで確認することが可能です。
まずは一度確認してみましょう。
下記は鳥取地方裁判所の同時廃止事件の自己破産の陳述書になります

 

自己破産で必要な陳述書の雛形はコチラ

 

 

上記の雛形を確認すればわかるように、陳述書と言っても経歴や生活状況など選択欄にチェックをしたり、必要事項を埋めていくだけの作業です。

 

作文と言われているのは上記雛形だと「5.申立人の負債の状況」の部分ですね。
使用する雛形によって書き方や項目は若干異なりますが、基本的には負債の状況や破産申し立てに至った事情の部分ですね。

 

では、そんな自己破産で必須になる作文を書く際のコツやポイント、例文を紹介しましょう。


自己破産の作文の書き方や順番

それでは自己破産の作文の書き方や順番を紹介していきましょう。
ここでは大まかな流れを紹介しているので実際に書く作文ではもっと具体的に書いていきます。

まずは債権者一覧表を用意する

債権者一覧表も自己破産の申立を行う際に必要な書類です。
簡単に言えば「借入先の名称」「借入期間」「借入金額」がわかる書類です。
破産申し立てに至った事情の作文を書く際には、作文で書いた内容とこの債権者一覧表に矛盾や間違いがあってはいけません

 

債権者一覧表に記載されている債権者は全て作文に登場させるのはもちろんのこと、借入日や購入日といった期間も一致させなければいけないので矛盾が出ないようにあらかじめ債権者一覧表を確認しながら自分の記憶を辿っていきましょう。

 

初めて借金をした理由

債権者一覧を用意したらまず作文に書くのは初めて借金をした理由と、借入先、時期です。
例えば平成24年にローンで400万円の自動車を購入しました。この際の借入先が〇○で・・・このような感じですね。

 

その後も借金を繰り返し多重債務となった理由

次にその後も借金を繰り返していった理由を書いていきます。
例えば「車のローンは返済を続け100万円程度に減りましたが、リストラのために収入が減り、当初の計画通りに返済することが困難になり、借金が雪だるま式に増え多重債務に陥ってしまった。」

 

債務整理の中でも自己破産を選択した理由

債務整理と言っても自己破産以外にも「任意整理」「個人再生」といった手続きがあります。
その中でなぜ自己破産を選択したのか?も作文には書かなければいけません。
多くの方は「借金が0円になるから」だと思いますが、ここではなぜ0円にしたいのか?といった自己破産でないと解決できない理由まで書きましょう。反対に言えば任意整理や個人再生ができない理由から書いてもいいかもしれません。

 

【参考記事】
任意整理ができない原因はこれだ!
個人再生の手続きを行うための条件について

 

例えば、精神的・肉体的な病気を抱えていて働くことが困難になった。
これまで共働きだったが配偶者が失業状態になってしまったなどです。

反省文と今後の生活改善に向けての意欲

最後に反省と今後の生活改善に向けての意欲や展望について書いていきます。
自己破産は国に認められている制度とはいえ、返済できないことで他者に損害を与えたことには代わりなのでそのことに対する反省の弁をしっかり書きましょう。
今後の生活改善の展望に関しては、現金主義を貫きカードローンやクレジットカードは利用しない、借金は二度としない、家計簿を付けお金の流れを明確にするなど現状からの改善策を示します。

 

 

以上が自己破産の作文の書き方や流れとなります。

 

ただこれはあくまでも一例で、流れの部分を重視して時系列で書いて言ってもOKです。
例えば借金の経過に合わせて「平成〇〇年〜平成〇〇年まで」と題してその期間の借金の経緯や生活状況を細かく書いていく流れでも大丈夫です。


絶対に押さえたい作文のポイントや書き方のコツ

・嘘は書かない

当たり前のことですが、作文も含めて陳述書に嘘を書いてはいけません。
故意であれば当然裁判官の心証は下がりますし、うっかり間違いであっても心証が下がる場合があります。
弁護士に自己破産を依頼していて弁護士のチェックで間違いや矛盾が見つかればまだいいですが、裁判官に見つかってしまったら免責許可に大きく影響するかもしれません。
また破産審尋の際に陳述書と矛盾しないように、書き終わったら自分用にコピーして何度も
読み返しておいたほうがいいでしょう。

 

・作文に本当は自己破産なんてしたくないと悔しさを滲ませる

例えば「競馬やパチンコ、ギャンブルで借金を繰り返したけどやっぱりギャンブルでは稼げないことに気付き、他の債務整理の方法も検討したけど金利がカットされたぐらいでは返済できないので自己破産にしました。」なんて書いたら当たり前ですが裁判官から良い印象は受けません。

 

自分の文章能力を最大限に活かして貧困生活と自己破産以外には手段がないことをアピールします。「反省」と「願い」これが自己破産の作文を書く際に大事な感情です。

 

・作文は短すぎても長すぎてもダメ

わかりやすく書くと言っても短すぎてはダメだし、細かく具体的にと言っても長すぎてはダメなのが自己破産の作文です。文字量の目安としては1200文字(A4用紙2枚分)にわかりやすくまとめましょう。
そう考えるとポイントや時系列を箇条書きにしておいて、それに対して説明を加えていく形式がわかりやすくまとまった作文と言えるでしょう。

 

このように自己破産の陳述書(作文)は免責を大きく左右する重要なものです。
もし弁護士に依頼をしている場合は担当の弁護士と推敲を繰り返して書いていきましょう。
仮に何かあった場合は裁判所から補正があるので補正が入った場合はその指示通りに書きなおします。

 

【参考記事】
今後の人生を左右する自己破産に必要な免責とは?

 

最後に冒頭で紹介した自己破産の陳述書の雛形の記載例があったので参考にしてくださいね。

 

>>自己破産で必要な陳述書の記載例はコチラ

 

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