住宅ローン返済中 任意整理

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住宅ローン返済中に任意整理はできるのか?

住宅ローンを返済中に任意整理を行う際に最も気になるのは、
住宅がどうなってしまうか?ですよね。

 

仮に住宅ローン返済中に任意整理をして、家を手放さなければいけなければ任意整理を躊躇してしまう人も多いでしょう。

住宅ローン返済中の任意整理

 

※これから先を読み進める前に・・・

 

この記事には任意整理をした後に住宅ローンが組めるかどうか?が気になる方のアクセスもありますが、任意整理後に住宅ローンが組めるかどうかはコチラ「任意整理後に住宅ローンを組むことはできる?」で紹介しています。

 

 

先に結論から言えば、住宅ローン返済中でも家を残して任意整理はできます
しかし、正しい知識を知っていなければ家を手放さなければいけなかったり、任意整理の手続きに債権者側が応じてくれないケースもあります。

 

この記事では、住宅ローン返済中に家を残して任意整理をする方法や注意点、住宅ローンによる借金が主に家計を圧迫している場合の対処法について紹介しているので参考にしてくださいね。

 

 

そもそも住宅ローンはかなりの金額を長期間分割払いで支払っていくローンで貸す側から考えてもリスクが高いと言えます。そのため、住宅ローンを組むとほとんどのケースで購入した不動産に抵当権が設定されます。

 

 

抵当権が設定されている=不動産が担保されている状態のため、万が一住宅ローンの返済が滞れば住宅ローン会社(銀行など)は抵当権が設定されている不動産を競売にかけ、売却金を住宅ローンの残債に充てます。これが簡単な住宅ローンの仕組みです。

 

 

では住宅ローン返済中に任意整理をするとどうなるのでしょうか?
基本的に任意整理の手続きは債権者との直接交渉によって5年以内の返済計画を元に将来かかる利子を0%にする、過払い金請求をして元金に充てる、遅延損害金をカットするといった手続きなので、住宅を手放す必要はありません。

 

 

ですので住宅ローンを返済中に任意整理を行うことは可能で、住宅にも影響は出ません。

 

ただし、住宅ローン自体は任意整理できません!

住宅ローンを任意整理の対象にして将来利息のカットして・・・と考える方もいるかもしれませんが、先程紹介したように住宅ローンを任意整理の対象にした瞬間に住宅ローン会社(銀行)は抵当権を執行して住宅を売却されてしまう可能性が高いので住宅ローンは任意整理の対象から外し、その他の借金を任意整理するのが普通です。

 

上記のような理由から、住宅ローンの返済が家計の大きな負担となって借金が増えている場合は任意整理をしても金銭的な不安が大きく解消されることはありません。

 

住宅ローン以外の借金が原因で資金繰りが上手くいかなくなっている場合は、住宅ローン返済中でも、住宅ローン以外の借金を任意整理すれば負担が減って生活の立て直しもできるでしょう。

 

住宅ローン返済中でも持ち家の資産価値が高ければ要注意!

住宅ローンを任意整理の対象から外せば、家を残したまま任意整理ができますが例外として持ち家の資産価値が高ければ任意整理の手続きを取っても債権者が交渉に応じてくれずに任意整理ができない可能性があります。

 

簡単に言えば、「持ち家の資産価値>住宅ローンの残債」となっている場合ですね。
この場合、債権者からすると「任意整理する前に家を清算してください」となって交渉が決裂してしまう可能性があります。

 

すでに住宅ローンを完済している場合も同じことが言えるのですが、この場合に家を残して債務整理する方法や、持ち家の資産価値を手軽に調べる方法は下記の記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。

 

【参考記事】
持ち家を残して債務整理をするために資産価値を調べる方法

 

では、住宅ローンが負担になっている場合どのような対処法が考えられるのでしょうか?

任意整理と合わせて住宅ローンの返済猶予をする

住宅ローン返済中の返済猶予

任意整理をした後は原則として5年(最長7年)以内の返済計画に基づいて借金を返済しなければいけません。任意整理の際に過払い金が発生していて借金を減額できるかもしれませんが、過払い金が発生していない限りは借金の元金が大幅に減ることはありません。

 

 

詳しくは「過払い金の発生条件と簡単な計算方法について」こちらの記事で過払い金が発生しているかどうか?を調べてみるといいでしょう。

 

 

仮に過払い金が発生していない状態で任意整理を行っても住宅ローンの返済と合わせて毎月かなりの金額の借金返済を続けていかなければいけないことには変わりありません。なので、任意整理をした後の毎月の借金返済額と住宅ローンの返済額まで計算して後々返済が厳しくなるような状況だと結局返済が滞り自己破産しかなくなるという状況に陥ってしまいます。

 

 

住宅ローンを任意整理することはできませんが、支払いが厳しいと思われる場合は、住宅ローンの借り入れを行っている金融機関に対して返済期間の延長や、一時的に返済を猶予してもらえるように相談しておきましょう。住宅ローンの返済猶予制度はリーマンショックが起きた際に施行された中小企業円滑化法(モラトリアム法)が過去にはありました。当初は中小企業の借入金に対するものでその範囲は住宅ローンにも拡大されていました。

 

 

住宅ローンの返済猶予がどのようなものか?というと、住宅ローン利用者から返済猶予の申し出があった際に「金融機関はできるだけ貸し付け条件の変更などの相談に応じるように努める」と国が定めていたんですね。具体的な貸し付け内容の変更は、金利のみの支払いや毎月の支払額の変更、支払い期間の延長などです。

 

 

このモラトリアム法はすでに期限切れとなっていますが、現在でも銀行に相談に行けばリスケジュール(リスケ)によって住宅ローンの返済期間の延長や元金を据え置きにして金利分のみの返済などができます。

 

 

しかし、当然それに値する正当な理由(ケガ、病気、転職による収入減など)が必要で、リスケをすると改めての再審査になり、金利の引き上げや優遇金利の消滅などのデメリットが増えるケースもあります。その他に、住宅ローンの返済が厳しい場合は「他の金融機関に借り換え」も方法としてはありますが、通常は前の金融機関と同じ返済期間でしか借り換えができないので金利が下がらなければ、毎月の返済額に大きな影響はありません。

 

 

このように住宅ローンを返済中でも任意整理は可能ですが、そもそも住宅ローン以外の借金も含めて返済が厳しい状態だと、任意整理をしても返済できない状況になってしまいます。そうなると今よりも事態が悪化してしまいます。

 

 

このようなことは専門家に相談をすればあらかじめ債務整理後のシミュレーションをして現在の収入から任意整理後の5年以内での借金返済と住宅ローンの返済のバランスを考えてあなたにとって最も最適な方法を提案してくれます。

 

【参考記事】
街角相談所の借金減額シミュレーターで債務整理後のシミュレーション!
債務整理をした後に借金を滞納したらどうなる?


住宅ローンの返済を考えると任意整理では厳しい場合

住宅ローン返済中に任意整理@やっちゃダメなNGケースとは?

任意整理を行っても住宅ローンと合わせると借金の返済が厳しい場合は任意整理ではなく
個人再生、もしくは自己破産といった債務整理の手続きをしたほうがいいでしょう。

 

 

特に個人再生の手続きは住宅ローンを残したまま、その他の借金を最大5分の1にまで減額可能なのでおすすめです。また住宅ローンの返済に関しても裁判所が間に入ることによって一時的に猶予してもらえる可能性もあります。

 

【参考記事】
個人再生の費用の目安について
住宅ローンを支払っている途中での個人再生について

 

任意整理は住宅ローンや住宅には支障の出ない債務整理の手続きではありますが、過払い金が発生していない限りは元金を大幅に減額できる手続きではないので住宅を残したいがために、無理な返済計画を立てて任意整理をすることは本末転倒です。

 

 

自己破産は借金を0にできますが、住宅を残すことはほぼ不可能です。
実際に自己破産をしても住宅の任意売却などで住宅を手元に残す方法もありますが、現実的ではありません。
(自己破産にあたって自宅を任意売却し、親族にそれを買い取ってもらい、賃貸料を支払う)
詳しくは「自己破産で任意売却した場合に自宅は残せるの?」こちらの記事で紹介しています。

 

 

なので住宅を残したい気持ちはあると思いますが、現在抱えている借金をどうするか、借金問題から抜け出す方法を最優先に考えて債務整理の手続きを有効利用するようにしましょう。


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